WorkSchool 宅建
体制ゼロから合格率80%超えへ。オープンハウスグループが200名の内定者宅建教育に作り上げた仕組み

体制ゼロから合格率80%超えへ。オープンハウスグループが200名の内定者宅建教育に作り上げた仕組み

内定者200名の宅建合格を、本気で目指す。不動産業界でも珍しいこの挑戦を、オープンハウスグループ様は本気で続けています。
チーム制の導入、外部講師の派遣、学習状況の可視化。複数の施策を重ねながら、合格率は約70%から80%以上へと向上しました。
その過程でWorkschool 宅建はどう機能し、何が変わったのか。
オープンハウスグループ様 人材開発部の髙松さんと、Workschool 宅建担当の峯島が、1年目からの取り組みを振り返ります。


サマリー

導入背景・課題

  • 形式的な学習管理で、本質的な教育体制が組めていなかった
  • 200名規模の内定者の学習管理を支える体制が整っておらず、改善が必要だった
  • 外部講師・デジタルツールを活用した学習支援体制が整っていなかった

Workschool 宅建 導入後の変化

  • 学習状況の可視化(ランク制)によりモチベーション管理が効率化
  • 複数施策の複合的な成果として、合格率が約70%から80%以上に向上
  • 担当者と二人三脚で学習ロードマップを設計し、自走する仕組みが実現

宅建試験の学習を、成長のきっかけに。内定者への宅建教育に込めた思い

――まずは、オープンハウスグループ様で宅建教育に力を入れている背景について教えてください。

髙松さん:大きく2点あります。

まず業法上の必要性です。不動産仲介業を営む上では5人に1人が宅建資格を持っていなければならないという法律上の要件があります。また、規模が大きくなってきた今、同じ不動産会社として比較されたとき、社員が宅建を持っているかどうかはお客様の信頼に直結します。選ばれ続けるための信頼性を担保するうえで、宅建保有の重みは増しています。

もう1点が、私自身が掲げている教育方針です。宅建試験に向けた学習を、ただの勉強として捉えてほしくない。自己成長のツールとして使おうというのが私の考えです。

――「ツールとして使う」とは、具体的にどういうことでしょうか。

髙松さん:やらない理由を探すのではなく、やる理由を自分で見つけてほしいということです。毎月の模試に向き合いながら、今の実力と正直に向き合い、「どうすれば点数を上げられるか」を自分の頭で考え続けます。この繰り返しが、逆算思考を鍛え、PDCAを回す習慣にもなります。

内定者としての宅建試験への取り組みは、そのトレーニングの場としてちょうどいい素材なんです。合格という明確なゴールがあって、毎月の模試というマイルストーンがあります。この学習を通じて、粘り強く考え抜く力や、徹底してやり切る姿勢を身につけてほしいと思っています。

単純な成功体験も積めますし、入社前にそういう経験ができること自体が大きい。宅建合格にとどまらず、「あのときも乗り越えられた」という手応えを持って入社してほしい。それが私の目指す宅建教育のあり方です。

体制ゼロからの出発。Workschool 宅建導入前の取り組みと課題

――Workschool 宅建を導入する前は、どのような取り組みをされていましたか?

髙松さん:私が担当につく以前は、各リクルーターが個別に学習フォローをするという形で、体制として確立されていませんでした。学習時間をGoogleフォームに自己申告で入力してもらうような運用もあったのですが、実態が伴っているかの確認は難しく、本質的な学習支援とは言い難い状況でした。

今でこそ人材開発部として教育担当が専任でついていますが、以前はそういう仕組みそのものがありませんでした。規模が大きくなってきた今、200名規模の内定者全員に目が届く体制を作ることが急務でした。

Workschool 宅建との出会いと、選んだ決め手

――そんな中で、Workschool 宅建との出会いはどのようなものでしたか?

髙松さん:Workschool側からの営業のお電話がきっかけで、峯島さんとオンラインでお会いしました。丁寧に対応してくれて、なんとかしたいという私の思いに対して真剣に向き合ってくれました。その印象が残っています。

決め手はいくつかありました。ランク制で学習量が可視化できる管理機能、月次模試、棚田先生の講義コンテンツ、そして内定者に対して「こういうアプリを用意しているよ」という学習支援の充実を伝えられ、採用上のアピール材料になります。加えて、峯島さんと一緒に取り組んでいけると感じたことも、決め手のひとつでした。

予算面を考慮しながらも柔軟に対応してもらい、1年目から今まで本当に協力してもらっています。長く続けていける相手だと思いました。

――峯島さんから見た、髙松さんとの初対面の印象を教えてください。

峯島:初めてお会いしたときから、髙松さんはご自身の明確なビジョンを率直に話してくださいました。何を実現したいのかが最初から明確で、その熱量が伝わってきました。

さまざまな条件を一緒に調整しながら、「どうすれば実現できるか」を考えてきた。その積み重ねが、今の関係値になっているんだと思います。

200名規模の宅建教育を動かす「自走する仕組み」の実態

――具体的にWorkschool 宅建をどのように活用されているか教えてください。

髙松さん:弊社の宅建教育の核心は「チーム制」と「勝手に回る仕組み」の2つです。

まず4月、受験の半年前からチーム制を導入します。5〜6名を1チームとして複数チームを編成し、各チームにリーダーを置きます。私が200名全員に直接影響を与えようとするのではなく、各チームリーダーが4〜5名に影響を与える構造にします。マイクロマネジメントの連鎖ですね。これが今の仕組みの基盤です。

――チーム内では、どのように自発的に動かす仕組みを作っているのでしょうか。

髙松さん:チーム内でのルールを決めることが大切です。「朝は起床報告をしよう」「今日の勉強時間を報告しよう」「夜は振り返りをしよう」という形でルールを定めると、自発的にチャットが動いていきます。そうなると接触頻度が上がり、勉強が当たり前の行動になっていくんです。「私が頑張りすぎなくても勝手に回る仕組み」を意識して作っています。

Workschool 宅建の管理機能はここで活きてきます。ランク制で誰がどれだけ学習しているかが一目瞭然になるので、チームリーダーが自分のチームの状況を把握しやすくなります。頑張っている人を表彰したり、伸び悩んでいる人に個別でフォローしたりというメリハリのある対応が可能になります。

棚田先生の講義や月次模試については、特定のタイミングで実施しています。内定者アンケートでは棚田先生の講義が非常に高い評価を得ていて、「分かりやすくて面白かった、スイッチが入った」という声が多く聞かれました。こういった外部講師・模試のスパイスが、学習の継続的なモチベーションにつながっています。

また峯島さんとは常に「壁打ち」のような形で進めています。私がやりたいことを実現できる方向に一緒に考えてくれるので、さまざまな制約がある中でも実現できてきたことがあります。

――Workschool 宅建として、どのような支援を心がけてきましたか?

峯島:髙松さんが描かれているロードマップやビジョンに対して「ここはこういう形なら実現できます」「これは難しいですが、この方法ならどうでしょう」という形でお応えしていく。決まったプランを当てはめるというより、髙松さんのやりたいことを軸に一緒に形を作っていくスタイルです。

機能面でまだお応えできていない部分があるのも正直なところです。でも、それも含めて一緒に試行錯誤しながら積み上げてきたのが今の形です。髙松さんのような方だからこそ、こちらも「なんとか実現させたい」と前向きに動ける。そういう関係が続いています。

合格率80%超えと、見えてきた変化

――現在の取り組みを通じて、どのような変化が生まれていますか?

髙松さん:合格率という数字で見ると、以前の約70%から80%以上に向上しています。チーム制の導入、月次模試の活用、棚田先生の講義、そしてWorkschool 宅建の活用など、さまざまな取り組みが複合した結果です。

Workschool 宅建の活用によって見えた変化としては、管理面でのランク制の可視化が特に効果的だと感じます。誰がどれだけ学習しているか、一目で分かります。それだけでモチベーション管理のしやすさが全然違います。頑張っている内定者を見て「もっと応援しよう」と思えるし、逆に伸び悩んでいる内定者には個別で面談してフィードバックできます。

内定者の反応としても良い変化があります。会社がこういったツールを用意してくれているという事実が、フォローの手厚さとして伝わっているようで、嬉しい声をもらうこともあります。

課題も正直にお伝えすると、管理機能を私以外の管理者が十分に活用できていないことがあります。機能面でもまだ改善の余地があると感じていて、そこは峯島さんとも継続的に議論しています。

「全員合格」を目指して。Workschool 宅建と共に描く、これからのビジョン

――今後の目標と、Workschool 宅建への期待を聞かせてください。

髙松さん:目指しているのは、200〜300名規模の内定者が全員宅建に合格することです。日本で全員合格を本気で目指している会社というのは、他に聞いたことがありません。最初から落ちることを前提にしたくない、というのが正直なところです。

今後取り組んでいきたいのは、そのための仕組みを継続させていくことです。私がいなくなっても仕組みで機能する体制を少しずつ作っていく。担当者が変わっても合格率が維持される仕組みこそが、本当の意味での成果だと思っています。

全員合格という目標に向けて、Workschool 宅建と引き続き一緒に取り組んでいきたいと思っています。峯島さんが1年目から今まで変わらず伴走してくれていることも心強いです。

――Workschool 宅建として、今後オープンハウスグループ様と目指していきたいことを聞かせてください。

峯島:「全員合格を目指す」という話を初めて伺ったとき、不動産業界でそこまでの目標設定をしている会社は聞いたことがありませんでした。落ちることを前提にしないという発想そのものが、業界の当たり前を変え得るものだと思っています。

だからこそ、仕組みとして合格率が保たれる体制を一緒に作り上げていきたい。それがWorkschool 宅建としての役割だと思っています。

髙松さんと一緒にこの目標に近づけることができれば、オープンハウスグループ様の内定者だけでなく、日本の不動産業界全体にとっても意味のあるものになると信じています。だからこそ、私自身もモチベーション高く取り組んでいます。

――最後に、同じように宅建教育に課題を感じている企業の担当者の方へ一言をお願いします。

髙松さん:担当者の熱量が一番大事だと思います。仕組みを作ることも必要ですが、その前提として、担当者自身が本気で取り組まないといけないと感じています。

私自身も、試験前の1ヶ月間は毎日合格祈願のお参りに通っていました。内定者だけに頑張らせるのではなく、自分の行動でも示したいという思いからです。

「組織は上が結果を作る」という考え方を基盤にしており、担当者が本気でやっている姿を見せることが、内定者へのモチベーション伝播につながると考えています。

自分がやれば、変わります。一人の熱量が組織を変えることは、本当にあると思っています。同じように内定者の宅建合格を目指している担当者の方がいたら、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。