・スマホ対応のeラーニング受講環境を整えたいと考えている方
・受講者の学習効率や効果や効率をさらに高めたい研修担当者の方
eラーニングやLMS(学習管理システム)は現在多くの企業で導入され、学習の効率化のための主流のツールとなっています。これらはパソコンを使った学習が中心でしたが、近年ではスマホやタブレットに対応するサービスが増えています。
その背景には、働き方の多様化やライフスタイルの変化があります。リモートワークの普及や、移動時間・スキマ時間を活用した学習ニーズが高まる中、パソコンに縛られず、手軽にいつでもどこでも学習できる環境が求められるようになりました。また、企業の研修や資格取得のサポートにおいても、受講者が負担なく継続できる仕組みが重要視されています。
こうした流れを受け、スマホやタブレット対応は、もはやeラーニング・LMSの標準機能となりつつあります。受講者の利便性を高め、より効果的な学習を実現するために、適切な対応策を講じることが必要です。
本記事では、eラーニング・LMSをスマホやタブレット端末で対応するメリットと、そのポイントについて解説します。
eラーニングは、マルチデバイスに対応しているものであれば、スマホやタブレットで受講することが可能です。これまでのeラーニングはパソコンを使用して受講することが一般的でした。スマホやタブレット端末での受講の需要が高まっている背景から、パソコン以外のデバイスにも対応可能なeラーニングシステムが開発されています。ただし、eラーニングを管理するLMSは管理機能が主体で、スマホでできる機能に関しては範囲が限られることがあるため、注意が必要です。
スマホ対応のeラーニング・LMSの導入によって、通勤中や外出先、自宅など好きな場所で学習が可能です。隙間時間を活用して効率よく学べるため、学習の継続率も向上します。時間や場所を選ばずに学べる環境は、受講者にとってスキマ時間を有効活用できるため、最大のメリットです。
スマホ対応しているeラーニングでは、短時間で学べるマイクロラーニングの形式が浸透しています。1回の学習が5〜10分程度で完結するものが多く、集中力を維持しやすく、理解度も高まります。短時間で学習することで、学習内容も定着したりとプラスの効果があります。
パソコンを立ち上げて学習するのは、場所や時間確保を要するためハードルが高いと感じることがありますが、スマホやタブレットなら手軽に学習が始められます。
さらにパソコンを持ち歩く必要がなく、受講者によってはパソコンを所持していないというケースでも学習に取り組めます。
メリットは上記に解説した通りですが、デメリットは基本的にありません。ただし、導入前に理解しておきたい注意点がいくつかあるため、確認しましょう。
スマホ対応のLMSは便利ですが、パソコン版に比べて、一部の機能が制限される場合があります。
例えば、
・プログラミングの実習学習のようなアウトプット作業
・受講管理や整理などのLMS機能
など複雑な操作が必要な機能は、スマホでは操作が難しい場合があります。
そのため、学習内容や用途に応じて、どのデバイスを使用すべきかを事前に整理し、アナウンスすることが重要です。特に、アウトプットを伴う学習や詳細な管理業務を行う場合は、パソコンでの受講環境も確保する必要があるでしょう。
スマホからのアクセスが増えることで、セキュリティリスクも高まります。不正アクセスや情報漏洩を防ぐために、多要素認証やデバイス管理などのセキュリティ対策を講じる必要があります。また、VPN(仮想プライベートネットワーク)やMDM(モバイルデバイス管理) を導入して不正アクセスを防止したりして、ログ監視やアクセス権限の管理を強化し、万が一のリスクを最小限に抑える仕組みを整えて対策を講じることが重要です。
スマホ対応のLMSは多くのサービスが提供されていますが、自社の状況や求める機能によって最適な選択肢は異なります。導入を検討する際の注意点を見ていきましょう。
eラーニング・LMSは前提として、スマホ対応していないサービスも多数あるため、サービスを選ぶ際は、スマホやタブレット端末に対応しているかを確認しましょう。
専用アプリの有無や、ブラウザからでも快適に学習できるかが重要なポイントです。
自社のスマホ学習の活用シーンに合わせて、十分な機能が備わっているかを確認しましょう。また、スマートフォンの画面はパソコンやタブレットに比べて小さいため、詳細なグラフィックやデータ表、複雑なレイアウトは少し見づらくなります。そのため、コンテンツをモバイルフレンドリーに最適化されていて、自社コンテンツがスマホ学習でストレスなく使用可能かを確認しましょう。
スマホ対応のLMSでは、操作性が非常に重要な要素となります。小さな画面で効率的に学習を進めるためには、直感的に使えるインターフェースが求められます。特に、タッチ操作に適したレイアウトや、必要な情報に素早くアクセスできるかが重要です。画面サイズに合わせたレスポンシブデザインを採用しているLMSは、スマホやタブレットでの学習をスムーズに進められます。
パソコンに比べて外出先で使用されることが多い可能性があり、情報漏洩や不正アクセスのリスクが高まるので、セキュリティ対策も欠かせません。そのため、スマホ対応のLMSでは、多要素認証(MFA)やVPN接続など、強力なセキュリティ機能を備えていることが望ましいです。また、企業のセキュリティポリシーに合わせて、MDM(モバイルデバイス管理)やリモートワイプ(デバイスを紛失した場合にデータを消去する機能)を利用して、端末管理を強化することが求められます。セキュリティの設定が充実しているLMSを選ぶことで、安心して学習を進めることができます。
スマホ特有の操作やトラブルについては、パソコン版のサポートとは異なる対応が必要な場合があります。モバイルアプリに関する問題やスマホ版のレイアウトに関する不具合など、スマホでの使用に特化したサポートが必要です。オンラインチャットやメールサポートのほか、FAQやヘルプガイドを充実させているサービスも便利です。サポート体制が整っていれば、導入後の運用がスムーズに進み、問題が発生しても迅速に対応できるでしょう。
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スマホ対応のeラーニング・LMSは、場所や時間を選ばずに学習できる利便性があり、学習の定着を高めるメリットがあります。受講者の需要も高く、デメリットも少ない点から自社に適したスマホ対応のeラーニング・LMSサービスを利用することで、学習効果を最大限発揮した学習環境を整えることができるでしょう。